妊娠初期症状
妊娠初期の症状は、生理前のそれとかなり似ていると言われています。具体的には、妊娠の初期症状として、下腹部痛(腹痛)・基礎体温の変化・出血・胸の痛み・便秘・つわりなどが挙げられます。
このような妊娠の初期症状は、子宮外妊娠(体外受精・人工授精などによるもの)でも共通して見られる特徴です。子宮外妊娠でも初期症状の違いはないようです。それでは、次の項目から症例別に解説していきます。
妊娠による下腹部痛・腹痛は生理前の症状ととても似ているところが多いです。1日に何度か、これもごく短時間だけ、腰も含む下腹部全体が重く痛くだるい感じになります。しかし、妊娠の初期症状は生理前と似ていると言っても、生理痛だともっと腰全体が痛かったり重かったりします
妊娠初期症状の下腹部痛(腹痛)は音で説明しますと、軽くちくちくする痛み・・・我慢できる痛み・・・ちょっと違和感がある・・・という感じです。
妊娠したかどうかの分かれ目は基礎体温の高温状態の継続期間にあります。もし、基礎体温の高温状態が3週間続くようでしたら、妊娠初期にあると言ってよいでしょう。
妊娠超初期症状として、胸の痛みがあります。なぜ胸に痛みが起こるのかといいますと、原因は、乳房全体が乳腺の肥大や脂肪組織が増加するために、硬く張ってくることにあります。
胸の痛みの他に、妊娠の初期症状として、乳輪(乳房の根元にある丸い部分)が大きくなり黒ずんだ色になる・乳輪に隆起した小結節(ブツブツ)が現れる・乳頭(乳首)は感度が非常に敏感になり、痛みを感じることがある、などがあります。
乳房を触ってしこりがあるときは、乳がんの可能性もあります(最近は若い人にも多いです)。乳がんの早期発見のためにも、乳房をチェックする習慣があるのは良いことでしょう。
便秘・便秘痛も妊娠初期症状として良く見られる症例です。なぜ妊娠初期において便秘・便秘痛になるのかと言いますと、ホルモンのバランスが崩れて、腸の活動が鈍くなる・大きくなる子宮が胃や腸を圧迫して、消化器の機能が低下するといった身体的な原因、精神的ストレス(出産の恐怖・環境の変化など)・運動不足といった原因があるためです。
主な症状は、食欲がなくなる、胸がむかつく、食べ物の臭いに敏感になる、吐き気がする、げっぷが出る、食べ物の好き嫌いの変化、めまい、倦怠感、違和感、頭痛、不眠、イライラ、唾液の分泌が多くなる(よだれを流す場合もあり)、などです。重症になると、食事を全く受け付けなくなったり、寝込んだまま動けなくなったり、嘔吐、胆汁や血を吐くこともあります。つわりがひどくて食事が取れないと、栄養が母体と胎児に供給されなくなるわけですから、母子ともに衰弱して非常に危険な状態になります。早めに医者から適切な処置を受けてください。
「つわり」は子宮外妊娠(体外受精・人工授精なども含みます。)にも起こります。原因としては、体質、内分泌の変化、精神的なものなどがあげられますが、人それぞれ違ってきます。体質(頭痛もち・乗り物酔いしやすいなど、自律神経機能が不安定な人。アレルギー体質、発育不全体質、無力性体質などの人。)・内分泌の変化(妊娠すると黄体ホルモンや絨毛性ゴナドトロピンというホルモンの分泌が活発になります。非妊娠時と比較して内分泌が大きく変化します。この変化を母体が調整できない時、つわりの症状が現れます。)・精神的なもの(妊娠・出産に対する恐怖、人間関係や経済的な今後の生活の不安など、精神的ストレスが原因の場合があります。繊細な人・神経質な人は特に注意をしてくださいね、とにかく妊娠期間中は精神を安定させることが大切です。)などがあります。
上記の妊娠初期症状は場合によっては命にかかわる重大な病気につながる恐れもあります。産婦人科などで相談することをお薦めします。